機材は大事!

写真家を目指した頃、本質の写真が撮れる事が夢でした。ラグジュアリーな世界にこそ、大人の本質がある事に気がついた30代。ラグジュアリーにある本質を知りたいとイタリアへ渡った40代。本質を知るからこそラグジュアリーな写真と向き合える50代。今ではラグジュアリーの中にこそ、本質があるのだと思っています。

こんにちは、写真家の冨樂和也(ふらく かずや)です。

ラグジュアリーな写真を撮るなら機材にもこだわりを持つ事も大切な一つです。私の場合はミラーレス・カメラの中でも最高画質を誇るSONY α7RⅣを使用しています。ラグジュアリーな写真を写すのですから、最高に綺麗な写真に越した事はないのです。更にいえば、レンズもGマスターを使っています。自分のための作品作りなら個性豊かなレンズを使う事があるのですが、仕事なのですから正確な描写が求められるのです。

フィルターにも同じ事がいえます。色被りや収差があっては元も子もありません。やはり良いものを使った方が良いのです。KANI filterは沢山の写真家に支持されている優れたフィルターなのです。

クルーズの様に色々な場所に寄港して旅をする場合は丈夫で軽く、それでいてしっかりとした高剛性と小さく折りたためる三脚が必需品だろう。Leofotoはコンパクトで且つ丈夫。そして何より手に入れやすい価格が魅力です。

秋の休日 ウィーンスタイル クルーズ

写真家を目指した頃、本質の写真が撮れる事が夢でした。ラグジュアリーな世界にこそ、大人の本質がある事に気がついた30代。ラグジュアリーにある本質を知りたいとイタリアへ渡った40代。本質を知るからこそラグジュアリーな写真と向き合える50代。今ではラグジュアリーの中にこそ、本質があるのだと思っています。

こんにちは、写真家の冨樂和也(ふらく かずや)です。

そんなラグジュアリーの中のひとつの答えであるクルーズ。

今回は「秋の休日 ウィーンスタイル クルーズ」と題して、日本が世界に誇るラグジュアリー・シップ『飛鳥Ⅱ』で、オーストリアの食や音楽をタップリと体験する4日間。

写真に動画に八面六臂にクルーズの魅力を撮影しまくります!

抜け感が決めて!!

普段仕事で忙しい男の人だけじゃなく、家事や子育てで疲れている女の人もこぞって南の島に惹かれるのは何故だろう???

私が写真を撮っていて気づいた事


世界中のミリオネアが別荘を所有し、ビリオネアの多くが島を所有している場所!そうそこはカリブ海!!
私はその憧れのカリブ海にリタリアのビリオネアが開催するプライベートのヨットレースの招待され取材をする機会があったのですが、初めてカリブ海に来てみて衝撃を受けました。


波も穏やかな青い海が与える安心感はきっとDNAに書かれた遠い昔に刻まれた人の記憶なのだと思う!!

事実、私は初カリブ海にド嵌り。
まさに子供の頃に頭の中で思い描いた南の島がそこにあったのです。
白い砂浜に椰子の木、そして何よりも水平線の見える青い海。
のんびりとハンモックで揺られている自分自身を夢見たことが一度はあるはずですよね!
カリブ海は人を惹きつける夢があるんです!!!


完璧です!完璧すぎるのです!

なるほど、世界中のセレブがこぞって来る理由はこれなのだと実感しました。
完璧な青い空と青い海に白い砂浜は、夕陽も凄く生えるんです!
夜は満天の星空に静粛と打ち寄せる波の音。
夢のような世界が本当にある!都会の喧騒の中で仕事や生活で疲れた心と体を癒してくれるのだとシミジミ。

ここは絵になる!!! キラーん

早速撮影だー!ってなるわけだけど、ここで重要なのは青い空と青い海はより青く写ってなければならないし、でも白い雲や砂浜はより白くなくてはならない。
目で見た感動をそのままの色で写真に写したいわけだ。
まあ、Photoshopを使って後処理でできなくはないのだが、実は技術が必要だし帰国してからだと本当の色を覚えているかも微妙。
そして何よりも写した写真に抜け感がなくなるので、撮影の時にちゃんと準備して撮った方が実は後処理をしなくて済むから楽だし、シャッターを切る瞬間の本当の色を綺麗ままで撮れるしね。

事前準備といっても実は超簡単!!

私の場合はグラデーション・フィルターやPLフィルターを効果的に使うことで後処理の自動化に成功!そう!効果的に使うフィルターは実は超楽ちんなのです!!!

Caribbean Sea

笑顔写真はビジネスの最強ツール!!

勢いのある会社は自身も周りも元気にするパワーがあります。
笑顔になれる自信の表れが活力をもたらすからです。
あなたは陰気を纏った人と一緒にいたいですか?

ネット社会だからこそできるアピール!

ホームページへの顔出しに限らずSNSやブログを活用されている会社は多いのではないでしょうか?しかし上手に写真を活用できている人は少ないのです。
SNSやブログは自己アピールの大切なビジネスツールにもかかわらず食事の写真をせっせとUPするだけにとどまっていませんか?
プライベートのお友達限定のサイトならともかく、会社を代表する”顔”あなたの食べたものを見たいと思う人は少ないと思うのです。
もしも食事風景をUPするとすれば、あなたが一緒に食事をしているグループ写真を笑顔で写って入ればきっといいビジネスの話をしているに違いないと見ている人は思う筈なのです。

載せるなら人と笑顔で!

どうしても秘密にしなければいけない会合ならいざ知らず、笑顔のグループ写真はあなたやあなたの会社の魅力を見ている人に伝えるビジネスの最強ツールになるのです。

”社長顔出し”会社は株価が上がる!!

ビジネスの業績UPに重要なのが代表者の顔見せなのは皆さんご存知でしょうか?
実際に顔見知りの方が信用度が増すのは当然の事ですよね。
しかし実際問題として全員の方とお会いするというのは困難。
だからこそ”貴方の顔になる”ホームページやソーシャルメディアに載せる写真が重要になるのです。

たかが写真と思うなかれ!

リーマンショック後にホームページに代表者の顔写真の有無で株価が上がっているデータがあります。
印象の良い写真を掲載で信用があ上がり、売上の向上に繋がっていることが証明されているのです。

ここが違うよ日本と海外!

日本の数多ある会社のホームページには社長をはじめ役員の名前だけって事が多いですよね。
海外の大手企業のホームページを見て見ると顔写真や履歴が載っていて経営陣の情報の開示度合いにショックを覚えませんか?
世間一般に認知度の高い商材があればその商材が””になることもあるでしょうが、必ずしも認知度の高い商材を販売しているとは限らないのではないでしょうか?
会社として顧客との信頼を築くのは難しいことです。
だからこそ最終的な責任を取ってくれるであろう会社の代表や役員の””が見えることは会社の信頼に大きく関わるのです。

選ばれる人になるための写真

人の第一印象は出会って0.1秒で作られるというのをご存知でしょうか?
たった一枚の写真で9割の人が損をしている可能性があるのです。

貴方はなにげなくホームページやソーシャルメディアに載せているポートレート写真だけで人はあなたの事を「好き」「嫌い」と判断します。

「第一印象は0.1秒で作られる」「怖そうな顔なら0.039秒」

「怖そうな顔」を超短時間で認知できるのは危険察知システムである扁桃体が絡んでいるからで、 生きていくためには瞬時に危険を察知する必要があります。
だってゆっくりと 脳の中で情報処理していたらライオンに食べられてしまうかもしれませんから。
そのため危険情報は皮質下経路という扁桃体システムで処理を行うので高速情報処理されるのです。
ちなみにポジティブ情報は生命の危険に直接絡まないので「優しそうな顔」「有能そうな顔」といった情報はそれほど早い時間では処理しないようだが、ポジティブな判断であっても0.1秒あれば必要十分で、実験では0.1秒、0.5秒、1.0秒、時間無制限などいろいろな条件で顔写真を見せて性格判断(魅力、好感度、信頼性、能力の高さ、積極性)を実施。結果は0.1秒で判断したものとどれも大きくは変わらないことが論文で示されているのです。



200mmのスナップ写真がいいんです。

普通にスナップ写真というと、標準レンズを考えている人が多いと思う。
もちろん間違ってはいない。
でも、、、

 

それだと面白くない!!

 

1994年頃から2003年頃までの10年間、私はスポーツをメインで撮影していた時期があったのだけれど、スポーツ写真の世界は望遠レンズが主体で撮影をしていて、ある意味望遠レンズは私にとっては標準レンズなんです。

望遠で撮影する競技といえばサッカーや陸上競技ですかね。
400mmという大砲のようなレンズをブンブン振り回してました。
おかげでいつも重い機材を担いでの撮影と移動の連続なので、肩が凝るのなんの。。。
マッサージとは切っても切れない縁。
おかげで今も定期的なメンテナンスは必須な体です。(゚д゚lll)

そういえば、長玉の砲列って意外によく見かけるよね。

オリンピックの放送でガンガン並んでいるでところが映されるでしょ?あれですあれ。
実はその光景はスポーツだけではなく、ファッションの世界でも見ることができるんです。
それが世界各国で行われるファッションショー。
私はミラノに住んでいたので、ミラノファッションウィークでNazionale della Moda Italiana(通称=ミラノコレクション)によく取材で撮影に行ってたから、各ブランドのコレクションを着たモデルのウォーキングをやはり400mmとか70-200mmなんかを使って撮影していました。

とはいえ、さすがに400mmは街中でスナップ撮影に使うには大きすぎて悪目立ちしちゃうから、LEONのミラノオヤジのスナップのような感じで撮影に使ったとしても70-200mmの200mm付近。
200mmの長さがあれば十分に引き寄せ効果で背景を丁度良くボカシながら被写体を素敵に見せることができるし、取り回しもいいから是非使ってもらいたい。
できれば開放F値の明るいものが威力を発揮するから持っているレンズで一番明るいものがベストかな。

Nazionale della Moda Italiana



世界的に有名な編集長

前回までの投稿で、スナップ撮影って動きが大切なんだということがわかっていただけたかと思う。
じゃあ動かないシチュエーションは必要ないかっていうと、そういうわけではないですよ。
実際に撮影していると、動かないものを撮影することが多いのではないかな?

ミラノに在住の頃にLEONのオヤジスナップを撮っていたことは前にお話ししましたが、男性誌だけじゃなく、この頃女性誌の撮影依頼も次第に受ける様になりました。
女性誌の撮影方法はLEONのオヤジスナップとは違って被写体になっていただけるミラネーゼに完全に止まってもらい、ディテールの分かる様に全体の写真とパーツ写真を撮ることが多かったのですが、中でも小学館の「Domani」の仕事の際はファッションウィーク(Nazionale della Moda Italiana)期間中に世界中のファッション・エディターやモデルを撮影したり、来場しているファッショナブルな女性の方々を撮影する事がありました。
ショーをいくつも駆け回りつつ、気になるショップ取材や展示会、各ブランドが主催する食事会などなど、とにかく朝から晩まで忙しく移動と撮影を繰り返す楽しくもめちゃめちゃ忙しい撮影です。

ここで大きなミス!

2006年のことだったかな?CFカードを入れたケースを移動している途中で落としてしまう大きなミス。(; ゚д゚)
あまりのショックに心臓が止まるかと思いましたが、正直に謝って編集者の方にCFカードを落としてしまった事を伝えました。
不幸中の幸いというか撮影したデータは休憩中にパソコンに取り込んでいたので、今まで撮影したものには影響は無かったのですが、残りはカメラ2台に残った4GBのCFカード2枚で、これだけではこの先の撮影が心もとない。
真っ青な顔をした私を見て気の毒に思ったのか、編集者の方が仕方がないので取材の途中ではあるのだけれど、CFカードを一緒に買いに行ってくれることに。
ただ、当時のCFカードの値段ってめちゃくちゃ高かったんですよ。_| ̄|○
そんなダメダメな私に本当に優しい心遣いを編集者の方がしてくださいました。
なんと、4GBのCFカードを2枚も買ってくれたんです。
いや、マジで、なんと言ってお礼を言っても言い尽くせない感謝でいっぱいでした。

本当に”安○な○”さん「ありがとうございます!!!!」
あの時は本当に嬉しかったです!!


すみません。
込み上げてくるものが。。。(T ^ T)
皆さんもメモリーカードの取り扱いは十分に注意しましょうね。

チャンスは逃すな。
有名人にも果敢にアタック!

またまた話がずれているので、肝心な撮影の話に戻します。
そういえば何度かあったDomaniのミラノ取材の時に小学館現女性メディア局コンテンツビジネス室編集長「福田葉子さん」(前Domani編集長)もいらっしゃった事があったな。
なんだか懐かしいです。
そしてその時だったか、TOD’SのLunch付きの特設展示会で世界的にも有名なアメリカ版「VOGUE」編集長の「Anna Wintourさん」とTOD’Sオーナーの「Diego Della Valle氏」が食事をしていたので、撮影しても良いか突撃。
玉砕覚悟だったのですが、無事こちらを向いていただけるとことに成功。

それが今日の一枚です。

黙って撮るのは失礼、というか今の時代やっちゃダメダメ。
だから何事も失敗を恐れずチャレンジすれば気持ちが通じることもあるのです。
声がけの重要さがわかったかな?

TOD’S Lunch

人物のスナップに必要な要素 - 動感とは? –

スナップで大切なのは光の使い方だけで良いのか?
そんなはずはありません!
光の使い方は要素の一つなので、当然それ以外にスナップに必要な要素も沢山あるのです。

実は日本でスポーツ系の写真家を10年ほどやってたのだけれど、イタリアへ渡る直前まではAFLOという会社に所属しいて、オリンピックやサッカーW杯などの国際大会に行くたびに様々な国々で、スポーツ以外の街スナップなんかをよく撮影していたので、いつしかスナップ写真が自身のライフ写真のテーマになっていました。
私のスナップ撮影方法はスポーツ撮影のようにスピード重視で、ドンドン移動しながらガシガシ撮影。
だから1日2万歩なんて当たり前で、毎日クタクタでせっかく観たミュージカル「レ・ミゼラブル」で1幕の大半を寝落ちする始末。(( _ _ ))..zzzZZ
(2幕は目覚めてしっかり観れたけど。。。)

そんなこんなでスナップ写真には並々ならぬ思いがあるのです!!

2016年1月に銀座のソニービル(現在は銀座ソニーパーク)にてニューヨークをスナップした写真展『New² York』は2フロアを使った展示で、約150点の作品を展示したのだけれど、写真展にするために撮影が終わるまで2年かかりましたが、実際の撮影期間はトータルで10日間(1年に5日間づつ)と短かったけど、凝縮して撮影した枚数は約2,000枚。
もしかすると撮影枚数が少ないんじゃない?って思ってます?
重要なのは量よりも質だから、写真展の構成を考えながら撮影をすれば2,000枚は十分な枚数なんですよ。

テーマを持って撮影に臨むのが肝心

イタリアに住んでいた頃に旅行誌などで色々な場所を撮影して回っていたので、頭の中に構成がドンドン浮かんでくるので、ニューヨークの時は最初の1年目にとにかく歩き回って目につく限りマンハッタンやブルックリンの色々な場所を撮影して、2年目は今まで撮影したものに何が足りないのか?必要な要素は何か?更に撮り増したい場所は何処か?をという事を考えて、撮影するといった感じでした。
沢山のシーンが欲しいから、滞在中はほぼ毎朝夜明け前からマンハッタンを望めるブルックリンブリッジ近くで撮影を始め、夜の街並みも撮影していました。
毎日同じ朝にはならないし、同じ夜もないからスナップ写真を撮るのって体力勝負!実はとても大変なんです!
(長くなるので、この辺の話しはまた改めて詳しく書きます。)

動感を持たせる

話が逸れちゃったから戻しますね。
タイトルで書いている「動感」っていうのは自分が動きながら撮影する事!!っていうのは冗談で、被写体に動いてもらい撮影する事。
当然ただ動く被写体を普通に静止画の様な感じで写しても意味はないから、動きが感じるように写さないとね。
動感を持たせる撮影方法は、スポーツ撮影をしていた時によく使っていた手なんだけれど、ファッション・スナップの場合は何処をどう歩いてもらうかなどちゃんと打ち合わせてイメージを持たせる事が必要で、具体的になればなるほど撮影がしやすくなるから人物でのスナップを考えている人は動感を取り入れる事を試して欲しい。

少し足がブレるくらいに写す事で動感が生まれる。
これが生きているスナップだ!

ここで注意するべき点は顔はブラさない事。
その方が被写体が浮き出てくるし、差し込む光が無い時などはこの方法が役立つので覚えておくと便利ですよ。

Via Montenapoleone Milano

「スナップ」ってなに?

スナップ写真は「ただ撮ればいいんでしょ!」って思っているあなた!

それは大きな間違いです!

じゃあどう撮ればいいのでしょう?

そんな疑問を解決するように、勝手に「スナップ塾」を始めます。




まずは一番得意な「ファッション・スナップ」からスタートです。

私がミラノに住み始めたのは2003年。
ちょうどその頃にあの超有名なメンズ誌「LEON」がイタリア男の写真を載せることになって、色々な巡り合わせから私に白羽の矢がぶっ立ったのはいいのだけれど、残念な事にイタリア語が全く出来きない。。。_| ̄|○ ダメじゃん!!!!


では、なぜイタリア語が出来なきゃダメだったかって???

今までのスナップ写真って、綺麗な着こなしをしている人に声をかけて立ち止まったところをスナップして、ディテールなんかも抑えていくってな感じの写真だったわけです。

だからまず立ち止まらせるには声をかける必要があったのだけど、当時のおいらにそんな勇気などなくて、テスト撮影の時にとりあえず望遠レンズでパパラッチ風にイタリア男をスナップして編集部に送ったところ「この感じいいね!」ってなったのだけれど、仕事として紙面に載せるためには、結局名前聞いたり写真を雑誌掲載の許可も聞かなきゃいけないから、結果的には一所懸命にイタリア語を勉強するためにミラノで語学学校に通いましたよ。だって仕事に繋がらなかったら困るのは自分だからね。(笑)

とにかく必死に頑張ったから「LEON」のミラノ・スナップが始まったのです。




今日の一枚

「一番大切なのは光の使い方」



ここに写っている男性は、現在「FORZA STYLE」編集長の「干場義雅」氏です。

(もちろんホッシーに写真使用の許可をいただいています)

実は先ほど話したテスト撮影でテストで撮ったミラノ・スナップは現在の「LEON」編集長の「石井洋」氏が当時の担当編集者で、彼に私の写真を気に入ってもらったのがきっかけでした。
実際にミラノで会った時に「雰囲気があるし、光の使い方が好き」なぁーんて言われて、今でもハッキリ覚えているくらい本当に嬉しかった!

まあ、その時の写真はポジフィルムで撮影して納めちゃったから手元に無くて見せる事はできないけれど、ちょうどこのホッシーを撮った写真がその時の写真の光に感じが似ていたので、最初の一枚はこれに決定!!



ちなみにホッシーとは彼が「LEON」の編集をやっていた時からの付き合いで、ミラノ・スナップだけじゃなく、ミラノでお買い物の企画やミラノ・ファッションウィークなんかでもご一緒する感じで、以来日本に戻ってからも色々とお世話になってたりします。

さて、「今日の一枚」の話しだけれど、この写真はホッシーと地中海クルーズに行った時に「LEON」スナップ風に撮影した一枚なんだよね。

モナコのカジノ広場に面したCafé de Paris Monte-Carloでお茶をしている時に光の感じが素敵だったので、ホッシーにお願いしてCasino de Monte-Carloの前から歩いてもらい、ちょうど光の中に入ったところでシャッターを切りました。
とはいえ、ただ歩いただけでは何も面白くないので、彼の横になる位置なんだけど、車道を挟んだ向こう側の歩道に美しい女性が歩いているという架空のシチュエーションにしてもらい、「なんとなく見とれているといった態で横を向きながら真っ直ぐ歩いてきてね」という打ち合わせをしてから撮影に臨んだのがこの「今日の一枚」です。



1、できる限り自然に見えるように撮影をするには事前の打ち合わせが必要。

2、かっこよく写すには場所の選択で雰囲気を演出。

3、光をどのように使うか。(一番大切な要素)



この写真の場合は逆光が建物から漏れてくる事で被写体のエッジが立ち画面がグッと引き締まるし、空気の透明感も増して洋服を綺麗に見せる効果もある。
例えば光の無い日陰の部分で撮影していたらきっと被写体は背景に溶け込んでしまい、つまらない写真になってしまっただろう。

だから、光が一番大切なんです。

現「FORZA STYLE」編集長の干場義雅 in Monte Carlo