写真家を目指した頃、本質の写真が撮れる事が夢でした。ラグジュアリーな世界にこそ、大人の本質がある事に気がついた30代。ラグジュアリーにある本質を知りたいとイタリアへ渡った40代。本質を知るからこそラグジュアリーな写真と向き合える50代。今ではラグジュアリーの中にこそ、本質があるのだと思っています。
こんにちは、写真家の冨樂和也(ふらく かずや)です。
この時期になると色々な場所でイルミネーションが始まりますね。きっと沢山の方々が写真をこぞって撮ってみる被写体だと思います。とてもポピュラーな被写体なのですが、難しい被写体だとも言えます。
イルミネーション自体はそれほど難しくはありません。最近のスマホのカメラはよくできているので、バッチリ綺麗に写すことが出来ます。では何が難しいのかというと、そこに人物を一緒に写す事でしょう。
難しい言葉で言うと”露出差”です。これはイルミネーションはそれ自体が光を出しているので明るく写るのですが、人物は光を出していませんから暗く写るところです。だからといってフラッシュを使えばせっかくのイルミネーションの光が台無しになります。だからその際を見極めて雰囲気を壊さない撮影をするテクニックが大切なのです。
一番簡単なのは三脚を据えて適度なスローシャッターにセット。一緒に写る人物にとにかく動かないように言って、その人が暗く写らないようにする事。
ちょっとだけ高等なテクニックを使うとすれば、フラッシュを薄ーく当ててやはりイルミネーションが綺麗に発色するようにスローシャッターで写す事。
ちょっとしたコツが必要なので、詳しく知りたい人は私に習ってみるのも良いかもしれませんね。
なんとなんと、シーズンはこれから!興味のある方はコメントを残して下さい。